「輪郭がぼやけてきた」
「太っていないのに二重あごになる」
などと悩んでいる方が多いフェイスラインのたるみ・もたつき。
そこでこの記事では、フェイスラインがぼやける原因と対策を解説。
生活習慣とトレーニングに分けて詳しく紹介しています。
くっきりとした綺麗な輪郭を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
顔のフェイスラインがたるむ・もたつく原因
フェイスラインがぼやけるのは、おもに顔の筋力の低下が原因。
加齢や元の顔立ちでたるみやすい方もいますが、何気ない日頃の習慣が大きく関わっています。
顔の筋力低下の原因
- 姿勢が悪い
→猫背で顔が前に出ている
→スマホ首、長時間下を向いている - 口呼吸
→鼻ではなく口を開けて呼吸している - 舌下がり
→下あごの前歯の裏側に舌先がつく状態が続いている - 口元の運動不足
→会話が減る、表情が乏しくなる、口角が下がっている
デスクワークやスマホ、マスク生活の影響が大きいといえるでしょう。
フェイスローラーの使い方に注意!
顔痩せやリフトアップ目的で人気の高いコロコロですが、使い方には注意が必要です。
顔の肉を挟んで「下向きに引っ張る」「往復する」のは逆に皮膚をたるませる原因。
使うなら、「上向きに一方通行」を徹底しましょう。
すっきりフェイスラインに導く習慣4つ
輪郭のぼやけを食い止めるには、顔の筋肉を使う習慣をつけることが第一歩です。
フェイスラインを引き締める習慣
- 正しい姿勢を心がける
→背筋を伸ばす、スマホはやや上向きで使う - 鼻呼吸を意識する
- 舌の位置を正す
→舌先は上前歯の裏辺りの上顎につける - 表情筋(口周りの筋肉)を動かす
→人と話す、よく笑う、食事をよく噛む、マスクの下でも口角を上げる
特に舌の位置は意識していない方が多いはず。
基本的に口を閉じた状態で、舌の位置が上にあるように意識しましょう。
毎日の小さな行動を積み重ねて、たるみやもたつきの悪化をストップさせましょう。
【ストレッチ・筋トレ・マッサージ】くっきり綺麗なフェイスラインを出す方法
フェイスラインを引き締めるには、表情筋を鍛えることが重要です。
体と同じで、顔の筋肉も鍛えなければ下がってしまいます。
表情筋を鍛えることで、スキンケアでは届かない土台部分から引き締めることが可能です。
- マスクしながらできる◎舌回し筋トレ
→口の中で舌を大きく回す - 唇ぴよぴよエクササイズ
→唇をすぼめて上下に開け閉め、頬を膨らませる - あいうえお体操
→口を大きく開けて「あいうえお」 - 二重あご撃退!上向きストレッチ
→上向きで下顎を突き出す、首を左右に伸ばす - 生え際マッサージ
→おでこ辺りと耳〜もみあげ付近を指でほぐす

1日の中で、気がついたときにこまめに実践してみましょう。
起床後、仕事の休憩中、入浴中、就寝前などにコツコツ鍛えるのがおすすめです。
マスクしながらOK!舌回し筋トレ
手順
- 口を閉じたまま、舌を時計回りに回す(20回)
- 反時計回りに回す(20回)
歯の表面をなぞりながら、口の中に大きな円を描くようにゆっくりと回しましょう。
内側から頬を押すようにほうれい線を舌で刺激しながら伸ばすのがコツです。
仕事中のスキマ時間にこまめに左右10回ずつ回すのもいいですね。
唇ぴよぴよぷーエクササイズ
手順
- 頬肉を口の内側に吸い込み、唇をすぼめる
- 唇を上下に開ける、閉じる(10回)
- 大きく息を吸い込み、頬を思い切り膨らませる(10秒)
- 2〜3回繰り返す
痛くない程度に思い切り頬の内側を吸い込むのがポイント。
頭の中で「ぴよぴよ」「ぷー」とイメージするとやりやすいでしょう。
顔全体であいうえお体操
手順
- 口を「あ、い、う、え、お」の順に大きくゆっくりと開ける(各5秒)
あ:目と口を思いっきり大きく開ける
い:口を真横に引くように開ける
う:口を前に突き出して顔全体を真ん中にすぼめる
え:舌を出しながら口を大きく開けて笑う
お:口を縦に大きく開けてほうれい線を伸ばす - 2〜3回繰り返す
首に手のひらを添えて、顎や首の筋肉がしっかりと伸びていることを確認しましょう。
顔の筋肉全体をめいいっぱい使うイメージで動かすのがポイントです。
ただ、口を大きく開けすぎて顎を痛めないように気をつけてください。
二重あご撃退!上向きストレッチ
手順
- 手を首の根元でクロスして胸を押さえて上を向く
- 下顎を上に突き出す(10秒)
- 片方の肩に手をあて反対側に向けて首筋を伸ばす(10秒)
⇒反対側も同様に - 2〜3回繰り返す
首筋、背筋をピンと伸ばしながらやるのがコツ。
筋肉がしっかりと伸びていることを確認しながらストレッチしましょう。
深呼吸しながらゆっくりと伸ばすのがおすすめです。
髪の生え際マッサージ
手順
- 両手指を熊手にする
⇒髪の生え際に等間隔で指の腹を当てる - 細かく円を描くようにほぐす(30秒)
- 両手指を折り曲げて猫の手にする
⇒耳〜もみあげ付近に指の第一関節と第二関節の間の面を当てる - 細かく円を描くようにほぐす(30秒)
円を描く方向は、前でも後ろでもOK。
気持ち良い程度の圧で、筋肉を引き上げるようにじっくりほぐしましょう。
顔全体や目元までスッキリすれば、よくマッサージできている証拠です。
即効性を求めるなら美容整形・医療を頼るのもアリ
フェイスラインの引き締めには、美容整形を検討するのもひとつの方法。
大きな変化や即効性を求める方におすすめです。
美容整形例 | 効果 |
ハイフ | 超音波を当てて皮下組織を熱凝固させ、筋膜を引き締める |
ヒアルロン酸 | 顎や頬などのボリュームが足りない部分に注入してメリハリをつける |
脂肪溶解注射 | 薬液注射で脂肪細胞を溶解、減少させる |
インモードミニ | 顎下の脂肪組織に高周波を当てて電流を流し、脂肪組織を破壊する |
糸リフト | トゲのついた糸を挿入し、皮下組織を引っ掛けながらリフトアップする |
切開リフト | 皮膚と皮膚組織を切開し、顔のたるみを全体的に引き上げる |
脂肪吸引 | カニューレなどを挿入して直接脂肪を吸い出す |
施術内容により継続期間、リスクや費用などに幅があります。
ハイフ、ヒアルロン酸、ボトックスなどは比較的挑戦しやすい施術です。
ダウンタイムが少なく手が届きやすい価格のため、初心者さんでも取り入れやすいでしょう。
リフト系、脂肪吸引などは効果の大きさや継続が期待できる分、ダウンタイムやリスク、費用が高いといえます。
気になる方はクリニックで相談してみましょう。
執筆・編集

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1998年、東京の新宿生まれ。
食品やサプリからスキンケア、コスメの知識を活かしwebライターとして活動。
栄養士資格、化粧品検定1級を取得しており、現在はアーユルヴェーダマイスターを勉強中。